テーブルソー

静音スライド丸鋸式テーブルソー (~68dB) を自作する 2-①

 

市販の丸鋸で木材を切断しているとき、

騒音が大きい」と感じることはありますか?

 

本記事では、騒音を抑えたテーブルソー用の丸鋸を

自作する方法を解説しています。

 

騒音を抑えて木材を切断したい」という方は、

是非本記事をご覧ください。

 

 

 

 

丸鋸本体の作製

 

まずは、丸鋸本体の作製から行っていきます。

 

[使用した材]

① MDF5.5mm : 「105mm × 130mm」      2枚

② ベアリング : 「内径10mm、外径26mm」    2個

③ MDF5.5mm : 「116mm × 130mm」       2枚

 

④ MDF5.5mm : 「60mm × 80mm」         2枚

⑤ MDF5.5mm : 「60mm × 70mm」         2枚

 

⑥ MDF5.5mm : 「実寸」                2枚

⑦ MDF5.5mm : 「実寸」                2枚

材⑥⑦に関しては、後に使用します。

 

 

まずは、材①に穴あけ加工を施し、

ベアリング②を接着剤で固定します(下画像)。

(※画像ではモーター取付穴は3つですが、本来4か所あけておきます。)

 

 

さらに、材①②③を接着剤で貼り付けます(下画像)。

 

 

材④⑤を接着剤で固定で貼り付けて(下画像)、

 

 

筐体に貼り付けます(下画像参照)。

 

 

伝動機構の導入

 

次に、鋸刃の回転軸を変更するための加工を行っていきます。

「切削高さの増加」と「振動削減」の効果があります。

 

[使用した材]

⑧ ブラシレスDCモーター:「KV330」       1基

⑨ シャフト:                   1本

⑩ アルミプーリー:「内径8mm、外径30mm」    1個

⑪ アルミプーリー:「内径10mm、外径30mm」   1個

⑫ 丸ベルト:「径5mm、周長225mm」       1輪

 

 

モーター⑧を丸鋸本体に取り付けて、

アルミプーリー⑩を装着して、ねじ止めします。

 

そして、シャフト⑨をベアリングに通して、

アルミプーリー⑪ベルト⑫を装着します(下画像)。

 

 

スライド機構の導入

 

続いて、丸鋸本体にスライド機構を組み込みます。

 

[使用した材]

⑬ MDF5.5mm:「116mm × 230mm」  1枚

⑭ リニアブッシュ:「φ16」        4個

⑮ ステンレスパイプ:「φ16」         4本

 

まずは、材⑥⑦を「モーター側」と「鋸刃側」に仮固定します。

(※モーター側の板には、配線用の穴φ8をあけておきます。)

 

続いて、材⑬に穴あけ加工を施して、

リニアブッシュを取り付けます(下画像)。

 

 

そして、丸鋸を接着剤で固定して(下画像)、

 

 

木屑排出用の穴をあけます(下画像)。

 

 

性能試験

 

ここで、丸鋸単体での「騒音・振動性能」をみていきます。

 

[静音性能]

12V : [0m 80dB / 1m 72dB]

 

[振動性能]

12V(3960rpm) : [0m, 6.2 / 1m 2.2]

 

[切削性能]

切削高さ:約33mm

 

 

次回

 

次回、「筐体作製」から「電気系統の加工」までを見ていきます。

 

 

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